防腐剤(パラペン)は危険?

防腐剤(パラベン)は危険。 これは、大きな誤解です!
防腐剤と言うと、有名なのはパラベンです。 表示名称は、パラオキシ安息香酸○○と言います。
パラベンにも多くの種類があり、○○にはその種類ごとの名称が入ります。 パラベンは防腐剤として、食品や飲料、医薬品など実に多くのものに使用されています。
また、非常に低刺激な成分のため、刺激に弱い肌にも対応できるものとして、あらゆる化粧品に使用されています。

ところが、パラベンは、表示指定成分に含まれていたためにイメージが良くありません。
『表示指定成分=悪い』というイメージが浸透していたからです。

この事はずっと以前から指定成分の意味に疑問がありました。
と言うのも、もともと指定成分は20年ほど前に、当時の厚生省が「アレルギー反応を起こす可能性があるものを配合する場合は、容器やパッケージ等に表示しなくてはならない。」というものでした。

でも考えてみて下さい。
20年以上前に決めたことですよ。
当時は確かにアレルギーを起こす可能性があったかもしれません。でも、その間に技術も進歩します。その結果、安全性が高まった原料もたくさんあるのです。

「表示指定成分」に認定されていない原料でも、アレルギー反応を起こす原料は数多く存在したのです。
つまり、指定成分が悪くて、その他は安全という誤解が生まれたのです。
そのいい例が、このパラベンです。
ただ、表示指定成分であったと言うだけで嫌われています。

また、2005年8月に『化粧して外出するとシワやシミが増える?』という記事が新聞に掲載されました。
この記事のため、パラベンはまた一層、嫌われ者になりました。

パラベンは低刺激な上、すぐれた防腐効果を持っているため、食品にも使われています。私が知る化粧品研究者に聞いても、全員がパラベンは安全性が高いと言っています。
それなのに、「防腐剤(パラベン)無配合」があたかも安全である、と宣伝しているところもありますが、私には信じられません。
そもそも、化粧品をつくるために使用する原料そのものに、防腐剤はすでに配合されています。
一部、スクワランなど配合されていないものもありますが、ほとんどの原料に配合されています。

でも、実は「防腐剤無添加」として、化粧品をつくることはできます。
化粧品をつくる際に、「防腐剤を必ず配合しなくてはならない。」という決まりは、実は無いのです。
腐るのを覚悟で防腐剤を無添加にしても、「防腐剤を配合しなければならない」という決まりごとが無いため、何の問題もないのです。

ここが化粧品メーカーのモラルにかかっています。
万が一、腐ってしまったら? その腐った化粧品をお客様が使ってしまったら?
そんなことになったら、どんな肌トラブルになってしまうかわかりません。
ですから、99.9999%の確率で防腐剤を全く配合しない化粧品を作るのは無理ですし、仮に作ったとしても、そんないつ腐るか分からない危険なものを販売すること自体、あり得ないことです。

化粧品メーカーとして、「開封しなければ3年間(3年ルール)は安定する商品をつくる。」という義務があります。
だからカシーは、しっかりと防腐剤(パラベン)を入れ
ることを決めました。

でも、ちらほら見かけますよね。容器を見ても、防腐剤は書いてません。
一体、どうしてるんでしょうか?
これには、ちょっとした抜け道があります。